ブライダルリングに選ばれる素材とは?それぞれの特徴や注意点

ただ漠然と、頭の中で描いていた愛おしい指輪。

きっともっと、わたしたちにぴったりの指輪に出会える。

 

ブライダルリングといえば、一般的には白銀に輝くプラチナのイメージが強いのではないでしょうか。

改めて意識してみると、ゴールド系のブライダルリングを着けている方は実は少数派。

なぜブライダルリングにプラチナを選ぶ方が多いのでしょうか?

 

今回はブライダルリングの素材について、それぞれの特徴や選び方のポイントをご紹介いたします。

理想の指輪選びのご参考になりますように。

 

▶なぜブライダルリングはプラチナが主流?

プラチナ素材のリング

ブライダルリングの素材として、長くゴールドやシルバー素材が選ばれてきましたが、日本でプラチナが選ばれるようになったのは、19世紀ごろからと言われています。

 

プラチナはゴールドに比べて採掘量が少ないため、稀少価値が高く、耐久性にも優れた素材。

また、花嫁の純白さを連想させるプラチナのカラーは、特別なブライダルリングにふさわしいと選ばれてきました。

ただ、海外ではイエローゴールドのブライダルリングが主流となっており、日本独自の傾向となっています。

 

▶SIENAROSEで選べる素材とその特徴

素材違いの指輪

(左から プラチナ・ロゼチナ・K18イエローゴールド・K18ピンクゴールド)

 

SIENAROSEでは【プラチナ】【ロゼチナ】【K18】よりお好みの素材を選択することができます。

それぞれの素材と特徴について、詳しくご紹介していきます。

 

▷プラチナ

SIENAROSEではPT900を採用しています。90%がプラチナ、残りの10%にパラジウム等の割金を配合した素材です。

 

※割金とは…柔らかい金属に対して、ジュエリーとしての強度を維持するために加えられる金属のこと。硬度の強化や、色の調整を目的として用いられます。

 

▽特徴

・変色しづらい

・金属アレルギーを起こしにくい

・柔らかい為、歪みやすくキズが付きやすい

 

プラチナやゴールドは、それ自体は変色等の劣化がしない金属ですが、割金として含まれる銀や銅が変色しやすい為、プラチナやゴールドの純度が低いと変色を引き起こす場合があります。

プラチナは純度90%以上の為、殆ど変色の心配がなく、金属アレルギーも起こしにくいです。

 

一方、プラチナはとても柔らかい素材。硬度を強くする割金も少ない為、こまかならキズが付きやすく、変形しやすい一面があります。

使用していくことで全体的に小傷がつき、光り輝いていた表面の質感は、次第にセミマットのような落ち着いた印象に変化しやすいです。

柔らかな素材故に、細身のリングを選ぶと負荷がかかったときに変形しやすいため、プラチナを選ぶ際はある程度太さがあるリングがおすすめです。

 

プラチナ素材のリング

▷ロゼチナ

ロゼチナとは、ゴールドとプラチナが融合したSIENAROSEオリジナルの素材。

K18がベースの為、金が75%、残りの25%にプラチナ、銀、銅を割金として配合しています。

 

 ▽特徴

・肌に馴染む色合い

・硬度が高く、キズ付きにくい

・プラチナの次に変色しづらい

 

一番の特徴は肌馴染みの良い色合いです。プラチナ等が加わることで、通常のK18ピンクゴールドよりも赤みが抑えられた、上品で柔らかな色合いになっています。

肌に馴染む色合いは、性別や年齢を問わず、どんな方の肌にもフィットします。

 

また、耐久性に於いても優れた素材となっており、プラチナに勝る硬度となっています。プラチナのような柔らかい素材に比べてキズが付きづらく、歪みもしにくいです。

変色についても、プラチナの次に変色しづらい為、安心して日常生活を送れます。

ただ、プラチナに比べると、割金に含まれる銀や銅の割合が高いため、金属アレルギーが重篤な方(少しでも含まれると反応してしまう)は、注意が必要です。

 

ロゼチナ素材のリング

 

▷K18イエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールド

金が75%、残りの25%に銀・銅などの割金を配合しています。割金の配合を変えて色のバリエーションが作られます。

例)イエローゴールド=割金の銀と銅の配合が1:1、ピンクゴールド=銅が多めなど

 

▽特徴

・カラーバリエーションがありファッションせいが高い

・バランスの取れた耐久性

・資産価値がある

 

前述の通り、ゴールドはイエロー・ピンク・ホワイトとカラーバリエーションが豊富でお好みの色で作成が可能です。

ゴールドカラーはお洒落な印象も高く、ファッションへ馴染むような取り入れやすさも魅力的。ロゼチナやプラチナに比べて華やかな印象を与えてくれます。

 

K18素材は変色もしづらく、プラチナよりも硬度が高い素材の為、一生ものとしてバランスの取れた優れた素材です。

プラチナに比べると、割金の配合によっては変色の可能性はありますが、日々のお手入れや、定期的なクリーニング等をしていれば問題なく使用できます。

 

また、近年は金の価格が高騰しており、プラチナよりも価値が高くなってきています。K18以上の金は資産価値として所有する方も少なくありません。

イエローゴールのリング

(K18イエローゴールド) 

 

▶プラチナの魅力と注意点

ブライダルリングに人気のプラチナ。爽やかで上品な色合いは、「ブライダルリング」らしい特別な存在感があり、普段はゴールド派の方もブライダルリングだけはプラチナ、という方も多いです。

結婚指輪という特別感が欲しいという方や、変色を気にされる方にはプラチナがおすすめです。

 

▷プラチナの注意点

 

先日したように、プラチナは純度が高く、柔らかい素材です。そのため、強い衝撃で歪んでしまったり、日々の生活で細かなキズが付きやすい一面があります。

歪みなどを防ぎたい場合はある程度太さや厚みがあるリングが安心です。

 

日常生活の中では、つり革をつかんだ状態で体重がかかったり、重い荷物を持ったときに挟んだしまったり…というような負荷がかかることで、歪みが発生する可能性が高いです。

何かを持ったりつかんだりする際、指輪があたらないようにしたり、場面によってはリングを外すことをおすすめします。

 

プラチナの結婚指輪

 

 

▶ゴールド派におススメなのはロゼチナ

SIENAROSEでは、一番人気の素材は実はロゼチナです。ゴールドで考えられていた方も、一度試着して、肌なじみの良さ等を体感していただくと、とても気に入っていただけます。

一番の魅力はその色合いと、SIENAROSEにしかない特別感ですが、その耐久性も支持されるポイントです。

 

数十年ほぼ毎日着ける指輪には、変色のしづらさも大事ですが、強度もとても大切なこと。ちょっとしたことで歪みが起きてしまったり、お修理が必要になってしまうことは出来るだけ避けたいですよね。

普段のジュエリーがゴールド系がお好みの方や、よりナチュラルな色合いが理想の方、耐久性の高さを求める方、そんな方に自信を持っておすすめできるのがロゼチナ素材です。

ロゼチナ素材の結婚指輪

 

▶まとめ

ブライダルリングにプラチナが選ばれるようになったのは、その稀少価値の高さや、変色しないという耐久性からくる安心感が大きいと思います。

ですが、変色しづらく強度があるロゼチナ素材も、プラチナ同様に永く身に着けられる素材です。

それぞれの素材にメリット・デメリットがあります。

 

ブライダルリング=プラチナが絶対ではなく、自分が好きなカラーで、永く愛おしい気持ちでつけていられる指輪であることも大切です。それに加えて安心できる素材であれば、尚いいですよね。

 

素材の特徴を踏まえて、一生物の大切な指輪を選んでくださいね。

ご試着だけでもお気軽にお立ち寄りくださいませ。